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| 構造化【structuring】 |
| 定義 |
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治療構造を意図的に設定すること。 |
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治療開始時には、患者さんに対して、どのような治療構造を設定するかということが重要な治療課題となります。
とはいっても、いったん構造化された治療構造は、何がなんでもそれで押し通さなければならないといったものでもありません。
患者さんの治療を効果的にするために、現時点で新たにどのような治療設定を構造化する必要があるのかを検討することも、治療構造論に根ざした臨床的視点であるといえます。
精神科であれば、一人一人の患者さんに対して、たとえば1週間に何回の個人精神療法を提供するのか、あるいは集団精神療法や家族療法、作業療法などを併用するのかどうかといった点を、
まず治療に導入する際に考えます。そして、それが治療経過に応じて修正されたり、新たな設定が加えられたりしていきます。
精神科以外の診療科でも、たとえば外来患者さんが糖尿病教室に参加するようになったことで、適切な血糖コントロールができるようになったとか、スタッフが家族と積極的にコンタクトをとったことで、
入院治療が円滑に進むようになったという経験をもっているナースも多いと思います。
いずれの場合も、治療をより有効なものにするための治療環境を構造化し、その治療構造を有効に利用したといえるでしょう。
もっと日常的な例をあげてみましょう。夜間になると強い不安を訴える患者さんは少なくありません。少なくともその時点では、その患者さんにとって、
深夜帯の巡視は通常の回数だけでは足りないのかもしれません。巡視の回数を増やすことで、その不安を軽減させることができると考えられれば、まずその試みをスタッフの間で共有し、そして実践し、評価するということを行います。
こうしたかかわりも、治療を効果的に進めるために、患者さんの状態に応じて必要な看護を構造化する手続きであるといえるでしょう。
次に、治療構造論的な見方や構造化といった技法が、病棟での入院治療にどのように応用できるか、あるいは治療環境を構造化することの有効性とはどのようなものなのかを、ケースをとおしてみていくことにしましょう。
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