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社会人として社会に出てみると、学生のときには出合うことのなかったさまざまな決まりごと、相手への配慮が必要になります。こういった多様な場面の一つひとつに、みんなが気持ちよく過ごせるようなルールやマナーがあるのです。
晴れて新しく看護職として社会に旅立つみなさんが、社会人として必要な「マナー」「接遇」「コミュニケーション術」について、わかりやすく解説します。
第6章 ナースのストレスコントロール法
新人ナースのための社会人マナーブック表紙
職場での接遇、マナーの再確認、患者さんへの対応を見直す、マナーブックの決定版です。
ナース専科編集部・編
本体価格1,200+税
A5判 160P ISBNコード:4-938936-09-7
バックナンバー
第1章 社会人としての基本的な応対の仕方
その1 その2 その3
その4

第2章 円滑な人間関係をつくるために
その1 その2 その3
その4 その5

第3章 社会人として心得ておきたい職場での姿勢
その1 その2 その3

その4 その5 その6

第4章 患者さんとのよりよいコミュンケーションを築くために
その1 その2 その3
その4 その5 その6

第5章 ステキな大人の女性を目指して
その1 その2 その3
その4 その5 その6

第6章 ナースのストレスコントロール法
その1 その2 その3

第7章 これだけは覚えておきたいマナーのあれこれ
その1 その2 その3
その4 その5 その6
その7 その8 
【メールマガジンvol.157 2006-12-13 掲載】
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■交替勤務による生活への影響を知りましょう
深夜勤務が招く、さまざまな影響
 夜勤には、日勤以上のストレスがあります。緊張状態が長い間続くうえ、疲労が蓄積され、何らかの体調不良が生じることもあります。特に新人ナースの場合、慣れない勤務のストレスが、大きく影響することでしょう。

(1)生活のリズム
  人間は、明るいときに仕事や食事、排泄をして、暗くなると就寝します。これが、生活のリズムです。このリズムを調節しているのが松果体ホルモン(メラトニン)で、太陽光に反応し、日が沈む=暗くなると分泌量を増やし、眠気を引き起こすとされています。
 活動の基本的な調整は、自律神経系が行います。この自律神経系には、活動を高める「交感神経系」と、生命を維持する「副交感神経系」があり、交感神経系は夜24時以降に低下、起床前に徐々に上昇、午前中に高レベルになります。逆に副交感神経系は、夜中がちょうど高レベルで、明け方から減少、日中は低レベルになります。
 これらの環境と生体内リズムが自然な生活リズムを生み出すのですが、ナースのような深夜勤務がある場合=夜勤が、人間の体にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
 実は夜勤が、生活リズムに直接悪影響を及ぼすとは、いいきれません。
 ただし、人間本来の営みに逆らった状況下で、無理を強いて仕事をしているのが夜勤ですから、人によっては、交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、自律神経系統に悪影響を及ぼす場合もあるでしょう。
 ではいったい、バランスを崩してしまったら、どうするか? それは「無理をしている」と認識することです。そして「一日の疲労は、その日のうちに解消する」という意識をもち、少しでも心と体をリフレッシュする努力をしましょう。

(2)睡眠のとり方
 「夜勤明けのハイ状態で、なかなか寝つけない」など、交感神経系が高ぶる場合があります。
 しかし、「熟睡」は、実際に眠った時間をさすのではなく、その人が「ぐっすり眠れた」と感じるかどうか、このひとことに尽きます。
 簡単にいってしまえば、仕事が終わっても、なかなか勤務時間に抱えたストレスを上手に解消できていなかったり、仕事の悩みをあれこれ思い巡らせているうちに、不安になり、精神的な疲労がたまっていく、というケース。
 身体的な疲労は、休めば解消できることでしょう。けれど、心の疲労=大脳の疲労は、その疲れの根源を取り除かない限り、いつまでたっても、残ったまま。横になっただけでは、解決されるはずがありません。心の疲労は、質の良い睡眠=どれだけぐっすり眠れたか、いかに自分によって安らかにスヤスヤと眠れたか、にかかっているのです。

(3)食事のとり方
 夜勤時に夜食をとったり、小腹がすいたため、間食をしたり、朝食を抜いてしまったり……。新人ナースのように夜勤に不慣れな場合は、食生活が乱れがちです。
 そこで、どのような食事のリズムをとればよいのか、またどのタイミングで、どんな栄養補給をすればいいのか、簡単に説明してみましょう。
 夜勤の場合は、翌朝の午前9時頃までが、勤務時間です。それだけ長い間、勤務を続けるわけですから、夜食でエネルギーを補給する必要があります。
「今日は勤務が、忙しくなりそう」、そう感じたら多少、脂肪分が多いものを摂取してもいいでしょう。
 逆に「今晩の夜勤は、あまり動きがないかも」、そう感じたら、糖分やビタミン類を中心に、軽めの食事をとるようにしましょう。
 また夜勤に備えて、夕食をとらず夜食を夕食に、夜勤勤務中の朝方に朝食をとるのも、胃への負担を軽くするひとつの方法といえるでしょう。

(4)疲れをとる方法
 夜勤で疲れた心と体を、リフレッシュさせるのにいちばんよい方法は、前述したとおり、やはり質のよい睡眠を、じっくり、そしてたっぷりとることです。
 では、どうすれば自然に、そして豊かな睡眠が得られるか、自分なりの方法を見つけておきましょう。
 たとえば、ポプリなどの香りでリラックスするアロマテラピー、心地の良い音楽を聴くリラクセーション法。軽いストレッチをする、ピンクの色に包まれるイメージ法など、 いろいろありますので、日頃から自分がリラックスできる、モノ・コトを選んでおきましょう。
 また「夜勤明けだから、どうしても眠らなくては……」などとは思わないことも、大切。外に出て軽い運動や散歩をして、適度に体を動かしてみたり、軽いうたた寝のような昼寝をして、心身ともに解放するよう心がけてください。
 
【つづきは、1月配信のメールマガジンと同時掲載の予定】
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