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社会人として社会に出てみると、学生のときには出合うことのなかったさまざまな決まりごと、相手への配慮が必要になります。こういった多様な場面の一つひとつに、みんなが気持ちよく過ごせるようなルールやマナーがあるのです。
晴れて新しく看護職として社会に旅立つみなさんが、社会人として必要な「マナー」「接遇」「コミュニケーション術」について、わかりやすく解説します。
第4章 患者さんとのよりよいコミュンケーションを築くために
新人ナースのための社会人マナーブック表紙
職場での接遇、マナーの再確認、患者さんへの対応を見直す、マナーブックの決定版です。
ナース専科編集部・編
本体価格1,200+税
A5判 160P ISBNコード:4-938936-09-7
バックナンバー
第1章 社会人としての基本的な応対の仕方
その1 その2 その3
その4

第2章 円滑な人間関係をつくるために
その1 その2 その3
その4 その5

第3章 社会人として心得ておきたい職場での姿勢
その1 その2 その3

その4 その5 その6

第4章 患者さんとのよりよいコミュンケーションを築くために
その1 その2 その3
その4 その5 その6

第5章 ステキな大人の女性を目指して
その1 その2 その3
その4 その5 その6

第6章 ナースのストレスコントロール法
その1 その2 その3

第7章 これだけは覚えておきたいマナーのあれこれ
その1 その2 その3
その4 その5 その6
その7 その8 
【メールマガジンvol.108 2006-01-04 掲載】
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■アナムネーゼでは患者さんとの信頼関係を築きましょう

明るい笑顔で話しやすい雰囲気をつくる
 アナムネーゼは、通称「アナムネ」と呼ばれ、患者さんが入院するときに、病歴、既往歴、日常生活や家族のことなどについて、情報を収集することです。各病院で決められた用紙があって、それに沿って聞いていくことが多いと思います。正確に記入するよう努めましょう。
 しかし、その用紙を埋めることに必死になるあまり、機械的になったり詰問口調になるのは困りものです。初めての入院で、不安にかられ、緊張している患者さんも多いのです。いくら看護に必要なこととはいえ、そんな状況のなか、まるで尋問のようにいろいろと聞かれたのでは、患者さんの気分を害するだけです。相手の様子や状況をよく見て、話しやすい雰囲気作りを心がけましょう。
 それには、用紙に書いてある順番通りにただ聞いていくだけでなく、リラックスできる会話をした後で、その患者さんの問題になっていることを聞くなどの、テクニックも必要になってきます。経験を積むことで、コツは徐々につかめると思います。
 とにかく、あなたから笑顔で接し、患者さんの身になって話を聞き、気持ちがほぐれるようにコミュニケーションをとることが大切です。相手を理解するため、表情やしぐさ、話し方など、総合的に観察することも必要でしょう。
 また通常、あまり人には話すことのない、プライバシーにかかわることも聞くわけですから、安心して話してもらえるように、環境を考えることも必要です。大部屋で聞くのではなく、静かで、プライバシーの保てる場所を選びましょう。
 よりよい看護を行うために聞いている、ということをきちんと説明し、患者さんと信頼関係を築きましょう。

■カンファレンスは大事な意見交換の場です

ひとつでいいから発言しよう
 患者さんの新しい情報や、問題点などの意見交換の場が「カンファレンス」です。情報量は多ければ多いほど、適切なケアができるようになります。ひとりの目で見ただけではわからないことも、大勢の目で見て、それぞれが得た患者さんの情報を交換し合い、チーム全員で把握して看護にあたることはとても重要です。
 患者さんによって、いろいろなケースがありますし、自分だけでは解決できない問題点もあります。それらについてナース同士で話し合って、よりよい看護を行っていくのです。今まで気づかなかったことや改善点、看護の方向性などを確認し、ケアに生かしていく場が「カンファレンス」なのです。
 忙しい勤務の合間を縫って行う、貴重な意見交換の場です。せっかくの有意義な場で、なにも発言せず、だまって聞いているだけでは、参加している意味がありません。参加者全員が意見を出し合ってこそ、「カンファレンス」は生きてくるのです。新人だからと受け身になってしまいがちですが、遠慮せずに、毎回何か一言でも、発言するようにしたいものです。
 患者さんが、こんなことを言っていた、などでも構いません。自分が考えたこと、得た情報を、恥ずかしがらずに話してみましょう。たとえば、患者さんは、まだ仕事に慣れない新人になんとなく親しみを感じて、自分の本音をポロっと言ったりする場合があります。どんな小さなことでもいいのです。みんなに伝えてみましょう。自分もチームの一員として参加しようという積極的な態度をとることが、大切なのですから。

【つづきは、2月配信のメールマガジンと同時掲載の予定】
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