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新人ナースのための社会人マナー
社会人として社会に出てみると、学生のときには出会うことのなかったさまざまな決まりごと、相手への配慮が必要になります。こういった多様な場面の一つひとつに、みんなが気持ちよく過ごせるようなルールやマナーがあるのです。
晴れて新しく看護職として社会に旅立つみなさんが、社会人として必要な「マナー」「接遇」「コミュニケーション術」について、わかりやすく解説します。
第1章社会人としての基本的な応対の仕方
新人ナースのための社会人マナーブック表紙
職場での接遇、マナーの再確認、患者さんへの対応を見直す、マナーブックの決定版です。
ナース専科編集部・編
本体価格1,200+税
A5判 160P ISBNコード:4-938936-09-7
バックナンバー
第1章 社会人としての基本的な応対の仕方
その1 その2 その3
その4

第2章 円滑な人間関係をつくるために
その1 その2 その3
その4 その5

第3章 社会人として心得ておきたい職場での姿勢
その1 その2 その3

その4 その5 その6

第4章 患者さんとのよりよいコミュンケーションを築くために
その1 その2 その3
その4 その5 その6

第5章 ステキな大人の女性を目指して
その1 その2 その3
その4 その5 その6

第6章 ナースのストレスコントロール法
その1 その2 その3

第7章 これだけは覚えておきたいマナーのあれこれ
その1 その2 その3
その4 その5 その6
その7 その8 
【メールマガジン vol.24 2004-05-19 掲載】
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■挨拶からよりよい人間関係を築こう!
人間関係を築くうえで欠かせない挨拶
目と目が合ったら、挨拶を交わす。当たり前のことのように聞こえますが、実際には「相手と目が合わなかったら」「知らない人だから」などといって、ついついおろそかにしがちなのでは?
仲のいい友達同士なら、適当にすませたりしても、そう大きな問題にはなりません。でも、大人の世界では、挨拶はスムーズな人間関係を築いていく上で、とても重要な第一歩なのです。
というのも、挨拶をするというのは、相手の存在をみとめる、心の距離を縮めるなどといった効果があるからです。
スムーズなおつきあいは挨拶からスタート
たとえばあなたが院内を移動しているときに、面識のないスタッフから挨拶されたとします。あなたは一瞬戸惑うかもしれません。でも、それと同時に、その人にたいして、好印象や親近感を抱くのではないでしょうか。
このように挨拶には、人の心をグイッと惹き付けるパワーがあります。もっともこれは相手がするのを待つのではなく、自分から働きかけていくことが大切。初対面の患者さんにもあなたから率先して、明るい笑顔で、心をこめて挨拶をしましょう。そうすれば、患者さんもあなたに親近感を感じて、そこからスムーズな人間関係が生まれてくるはずです。それは上司や先輩、他のスタッフ、患者さんの家族などもすべて同じ。声をかけられた人は、だれでも嬉しいものです。
相手を見かけたら、好印象を与えるチャンスだと思って「おはようございます」「こんにちは」と、積極的に明るく声をかけていきましょう。
■笑顔は、人の心を惹き付けます
笑顔で相手のハートをキャッチ!
人と人とのよい関係を築くうえで、挨拶は重要な要素の一つであると述べました。でも、ただ言葉に出すだけではいけません。これに笑顔をプラスしましょう。「おはようございます」「こんにちは」が、言葉の挨拶だとすれば、笑顔は表情の挨拶。どちらかひとつではなく、明るい言葉とやわらかな表情、この2つがセットになって初めて、さわやかで気持ちよい挨拶ができるのです。芸能人の新人スカウトでは、顔立ちよりも、笑った顔の可愛らしさを重視すると聞きます。それくらい、笑顔には、親しみやすさや安心感をつくり、相手のハートをつかむ力があるものなのです。
できるようでなかなかできない笑顔作りのコツ
では、親しみのもてる、やわらかな表情を作るのには、どうすればよいでしょうか。
まず、鏡に自分の顔を映してみましょう。そこで、「イ」と発音します。さらに、唇の口角(=両端)をちょっとずつ上向きにしていきます。始めは、不自然な感じもしますが、繰り返しているうちに、自分にあった笑顔が見つかるはずです。ここで注意したいのは、必ず両方の口角を上げること。片方だけでは、冷笑になってしまいます。また、口元だけで微笑むと営業スマイルにように、いかにも作られた、冷たい印象を与えてしまいがち。口だけでなく、目でも微笑むように心がけましょう。
「相手の表情は、自分自身の鏡でもある」と言われます。自分が怖い顔をしていれば、相手の表情もこわばり、逆に自分が微笑んでいれば、相手も笑顔になります。まずは、自分への励ましのつもりで笑顔づくりをはじめて見ましょう。それが、自然と相手の心に伝わっていくのです。
■お辞儀は3種類場面に応じた使い分けを
ありがとうとお辞儀をするコツ
相手に感謝したり、目上の人に挨拶をするときなどに、お辞儀は、相手への感謝、親愛、尊敬の気持ちを伝えるものです。でも、丁寧にしようとするあまり、必要以上に深く頭を下げてしまったり、顔を下に向けるだけだと、不格好になってしまいます。これでは正しいお辞儀とはいえず、相手の心に届きません。正しいお辞儀とは、いったんどんなものなのでしょうか?
頭でなく、胸でするのがポイント
まず、お辞儀をする=頭を下げるという考えを捨てましょう。歌舞伎の世界では鉄則とされていることですが、お辞儀は、頭でなく、胸でするものなのです。その場で軽く、胸を倒す事を意識してお辞儀をしてみてください。するとどうでしょう。頭だけでするのと比べて、驚くほどスムーズにいきませんか?この感じをつかんで、胸でお世辞をする習慣をつけていきましょう。
次にお世辞の深さについてです。だれに対しても同じくらいでいいものではなく、TPOによってふさわしい深さの目安があります。大きく分けて3種類あるので、場面に応じたお世辞ができるようにしましょう。
1.  会釈(朝夕の挨拶など)
背筋を伸ばしたまま、軽く胸を倒す感じで、上体を15度に傾ける。表情は、にこやかに笑いかける雰囲気で。
2. 敬礼(来客の出迎えなど)
上体を30度まで傾け、ゆっくりと丁重に行う。
3. 最敬礼(大事なお願い、おわび)
恐縮している場面なので、45度くらいまで深々と。
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