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看護師国家試験過去の問題、解答

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【第96回看護師国家試験 問題の特徴と第97回への対策】
単純想起型が多く、広範囲だが難易度は高くない
 今回の試験問題には、第95回(前回)と比較して大幅な変更は見られませんし、単純想起型の問題が多いため、広範囲にわたり出題されていますが、難易度としてはやや易しい感じがありました。日常、遭遇する疾患への理解や実習を通して得られる能力を評価する内容で、基礎的知識や看護実践の基礎に関する問題が多くなっています。また選択肢の二つを組み合わせたKタイプは2問題と激減し、タキソノミーの分類でII・III型(理解・解釈、分析・解決)は2問題でした。薬液濃度の計算問題が必修問題と一般問題の2カ所に出題されており、基本的な計算は必ずできるように理解しておくことが求められています。臨床検査の成績から疾患やアセスメントを問う問題が3問題出題されていました。基本的な検査所見から疾患を考える能力やアセスメントする能力を高めておいてください。
 問題文に短い状況設定を記載している一般問題が20問題と、昨年に比べて増加しており、そのうち9問題は基本的な看護の対応や処置を求める設問です。出題に図を用いた問題は6問と、前回より減少しましたが、図を見ての単純想起型であり、グラフや表を用いて理解度を問う問題はありませんでした。
法律や業務内容に変更があったものは要注意
 必修問題は、午前問題の最初の30問と考えられ、分野別問題の出題数に大幅な変更はなかったと考えられます。合格基準は合格者発表時に公表されますが、必修問題の合格基準は絶対基準として設定されおり、80%以上が維持される可能性が高くなります。一般問題・状況設定問題については相対基準が設定され、合格基準は毎回公表されるため変動する可能性がありますが、合格率は60%台になると予測されます。
 繰り返し出題されている基本的かつ重要な項目は、形式や選択肢を変更し、今後も繰り返し出題されると考えられる一方、問題のプール制が完成すれば、多岐にわたり出題されてくると考えられます。社会的な問題になった事項、法律や業務内容などに変更があった事柄や増加している疾患等に関する事項は、出題される可能性があると考えられます。
 2007年4月からの改正保健師助産師看護師法の施行に伴い、保健師免許・助産師免許の付与要件が変更されたため、新たに保健師または助産師になるためには、保健師または助産師の国家試験に合格するとともに、看護師の国家試験にも合格しなければならないことになりました。看護師国家試験合格が、保健師・助産師免許取得の必須条件となったことで、次年度、複数の国家試験を受験する学生には、絶対に看護師国家試験に合格する必要が出てきました。現在、多数の看護師を必要としている医療機関の状況からも、本年度以降も多くの学生が看護師国家試験に合格することを希望しております。
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